実際に、営業マンとして勤めたことがある人に色々聞きたい!
こんな方にむけた記事になっております。
内容は、決済代行事業の営業マンとして勤めた際のメリットとデメリット、その裏側まで赤裸々に書いていきます。
筆者は、仕事期間こそ短ったものの、成約をいくつもして、インセンティブを含めた給料をもらい、会社に対しても100万円以上の貢献をしました。
そこそこ勤めれば当然くらいのレベルなのですが、記事にするには十分すぎる経験ができたので、今回ブログに投稿することにしました。
分かりやすくまとめましたので、3分ほどお付き合いください(‘ω’)
目次
そもそも決済代行とは

「決済代行」聞きなれない言葉なので、最初、聞いただけだとパっとしないと思います。
「なんだよそれ」と言う方のために、サラッと説明しておきます。
クライアント(営業先)は?
お店全般(カードが使えるところ)だと思ってok。
決済代行事業を生業とする会社のお客さんになるのは、小さな個人店からデカいチェーン店まで様々です。
要は、カード端末機が置いてあるお店、全てがお客さんになりえます。
お店のオーナーが法人化していて、会社をかまえていれば会社に訪れることもあるし、小さな個人店でも、カード端末機を置いてある、もしくは、カード端末機を置く意思のある店は、お客さんになりえます。
定食屋から美容室、キャバクラやBARなど、多岐にわたります。
提供するサービス・商品は?
提供する商品は、カード端末機(お店に置いてあるカードを切る機会)。
サービスは、手数料の引き下げ。といった感じ。
まだカード端末機を置いていないお店には、カード端末機を売り込み、すでにカード端末機が置かれているお店には手数料を引き下げることをエサに自社のカード端末機に置き換えてもらいます。
上記で書いた「カード端末機を売り込む」は、少し語弊があるのですが、ザックリと理解するのには、そんな感じのニュアンスで大丈夫です。
主な仕事内容
まとめます。
テレアポ
メルアポ
飛びこみ営業
…まとめるほどでもなかったです(笑)
ご覧の通り、クリエイティブな仕事は一切ないと思って大丈夫です。
事業がシンプルなだけに、仕事内容もシンプルです。
決済代行事業をメインにやっている会社の場合、どれだけ役職をあげてもただただ営業するのみです。
ただ、キャリアを積んで変わる点があるとすれば、営業方法くらいでしょうか。特徴的なので少しだけ触れておきます。
営業を続けていると少しだけ楽になる?
楽になるかどうかは分かりませんが、キャリアを積むと営業方針が変わってきます。
例えば駆け出し1年~5年の営業マンだと、ただひたすらに飛び込み営業したり、テレアポしたりして新規開拓を続けます。
ところが10年ほどのキャリアを積むと、新規開拓の際、仲良くなったオーナーの新店舗やオーナーの紹介のみでノルマを達成できるようになってきます。
※ここでいうノルマは、カード端末機を売った台数です。
要は、テレアポや飛び込みで体力を消耗する必要がなくなるということです!
しかし、役職が上がると部下のケツを叩かなければいけないし、部下の数字が悪くてチームでのノルマが達成できないとなると、上司からどやされます。
どの会社でも言えることだと思いますが、役職が上がったからと言って、楽にお金が手に入るわけではないです(´;ω;`)
しかし、紹介のみでノルマを達成できるということは、アポをとってハンコをもらいにいくだけなので、楽になるとは言えるかもしれません。
決済代行の営業マンのメリット

まずは、メリットからみていきます。
給料がそこそこ高い
この業界の基本給は比較的高いです。
なぜかと言うと、それは営業マンがいてなんぼの商売だから。
上記でも書いたように、事業の内容が極めてシンプルでして、どれくらいシンプルかと言うと、【営業マンの数=会社の収益】という図式が成り立ってしまうほど。
要は、別に質の高い営業マンでなくても、とりあえず営業さえしてくれれば会社の収益になるので、少々高い給料を払ったとしても営業マンが欲しいというわけです。
平均的に25万円くらいはあると思います。
店のオーナーと仲良くなれる
カード端末機を置くかどうかの話になると、最低でも店長クラスの人が取り合うことになります。
手数料次第では、店の売り上げに大きな差が生まれるので、普通であればオーナーの決定権が必要になっていきます。
なので、他の業界の営業マンよりオーナーと商談する機会が多いのは間違いありません。
もし、そういう人脈が欲しかったあり、「将来お店をだしたいなぁ」みたいな独立願望がある人には、割とあっている職種だと言えるかもです。
メンタルと営業能力が磨かれる
今の時代、飛び込み営業をするような業界が減ってきているので、普通の仕事よりメンタル面が磨かれるのではないでしょうか。
煙たがれることももちろんありますが、人の温かみに触れられることだってあります。
この時代だからこそ、飛び込み営業といのは貴重な体験なのかもしれません。
営業能力に関しては、さきほども触れた通り、会社や店のオーナーと商談することが多くなってくるので、良い勉強になりますし、力もつくでしょう。
それなりに大きな店のオーナーになってくると、中々のオーラをだしてくるので商談の際は結構ドキドキします(笑)
決済代行営業マンのデメリット

もう退職しているのでフラットな視線でかいていきますよ~(*‘∀‘)
残業は恐らくどの会社も当たり前
夜にならないと開かないお店(BARやキャバクラ等)に、営業をかけるとなると19時とかは確実にまわります。
お昼間にやっているお店だけでも必死に営業をすればノルマの達成は可能ですが、BARやキャバクラの方が羽振りが良いので、成約をとれれば会社にも大きな売り上げをもたらします。
つまり、自分の給料に反映されるインセンティブにも大きな影響を及ぼします。
そのため会社としても、夜間営業のお店との成約はとってきてほしいので、営業マンのケツを叩きます。
残業しない社員は、白い目で見られる。みたいな風潮も比較的多いのではないでしょうか。
うんこですね。
入る会社によっては相当キツい
これにも明確な理由があります。
それは、競合他社が強すぎるから。
20年ほど前は、この決済代行事業そのものが目新しいものだったので、早くに起業した会社は破竹の勢いで売り上げを伸ばしていったと思います。
いわゆる、先行者利益ってやつです。
ただ、実は今トヨタやリクルート、もっと言えばヤフーやLINEまでがこの事業に参入してきています。
日本でも屈指の大手企業ですね。
こういう大手企業が参入してくると何が起きるかは明白。
そう。「お金でモノを言わす」のです。
具体的な言うと、「質の良いカード端末機を無料配布しちゃいます」みたいことをやっちゃうのです。
こうなると、先行者利益でヌクヌクとやっていた会社は、一気にひん死の状態へ追い込まれます。
「うちのカード端末機どうですか?」なんて営業をかけても、そこに質の良い無料の端末機がすでにあった場合や、先に置いてあってとしても後から営業をかけられてお客さんをとられた場合、その営業は無駄になります。
筆者も実際に、そんな場面に何度か出くわしましたし、ぐうの音もでませんでした(笑)
上記のことから、会社選びはかなり大切だと言えます。
業界の未来が暗い
最近、LINEのLINEペイやYahoo!とソフトバンクが共同出資して設立したpaypayがこの決済代行事業に参入しています。
いわゆるスマホ決済です。
バーコードを読み取るだけで、お金の支払いが済んでしまう上に、お店側にも翌日に売り上げ金が振り込まれるなど、利用者にとってメリットの多いことばかりなので、実はカード支払いというのがオワコン化しつつあるのです。
【業界の未来が暗い】と少しオブラートに包んで言いましたが、おそらく近い将来、カード端末機というのものは無くなり、スマホ決済中心になります。
もっと言えば、顔とか指紋とかで決済できるようになっていくでしょう。
なので、カード端末機を営業しているような会社は軒並みつぶれます。
ほぼ、断言できます。
ここが決済代行の営業マン、最大のデメリットだと言えます。
最後に

結論、決済代行事業の営業マンはオワコンという元も子もないことを言いましたが、そこにあえて飛び込んでいくのも、かじを切りかえて別の方向に進むのもアナタの自由です。
どちらにせよ、この記事がお役に立てたのであれば嬉しい限りでございます(^O^)/
もし、この記事を読んで方向性を見失ったのなら、今一度、自分の市場価値を知って、失敗しない会社選びを心掛けてみてください。
DODAエージェントサービス
(第二新卒向け)
リクナビNEXT
(ロゴなしと職務経歴書を無料作成できる※出力可)
MIIDAS(ミイダス)
(パソナグループ運営)
転職や就職のチャンスはいつだって”今”です。
他者に負けない圧倒的なスピードで先にチャンスをつかみ取りましょう。
おわり。
